目標は世界チャンピオン。プロボクサー 山口賢一 プロフィール。
小学校、中学校、高校と野球に熱中していた山口。
ボクシングは好きだったがテレビで見る程度だった。
プロ野球選手を夢見たが、身長が足らずプロになれないと知り、やめた。
高校を出て専門学校に通う傍ら、アルバイトをする日々。
そんな時、あるうどん屋のおばちゃんに出会う。
「おにいちゃん悪そうやな〜、ボクシングやり!」
おばちゃんがくれたチケットで、初めて生でボクシングを見た山口。衝撃を受けた。
その後、大阪帝拳に入門する。
アマチュアで4試合をこなした後、プロテストに合格。
デビュー戦はSフライ級だった。
コンディションの調整がうまくいかず、引き分けて悔しい思いを味わった。
Sバンタム戦での次の試合では覚悟を決めて挑んだ。
結果、初勝利。嬉しかった。最高の気分だった。
その後も続けて4勝をあげるが、新人王の準決勝では2RKO負けの初黒星。
ボクシングを辞めることすら考えた。
しかし山口がボクシングをすることに反対していたはずの父親の
「一回ぐらい誰でも失敗はある。もう一回やってみろ」
という言葉に励まされ、続ける意思を持った。
数々の選手とのスパー、タイへの修行などを経て、1年半ぶりの復帰戦では引き分け。
4回戦と6回戦の壁を感じる。
その悔しさを胸に練習を重ねる山口。
6回戦で2勝をあげ、8回戦へ。A級ライセンスとなる。
1勝したがさすがは8回戦、相手の技術にまだまだ自分は学ぶべきことがあると感じる。
そして日本ランカーへの挑戦。強敵だ。しかし自信があった。
イメージ通りの試合ができた。山口はこの試合に判定で勝つ。
現在、日本バンタム級6位となった山口。彼の目標は世界チャンピオンだ。
21戦17勝(4KO)1敗2分1N※2011年7月現在
